2016年8月22日月曜日

チベットの今を見つめる眼『ブリンギング・チベット・ホーム~故郷を引き寄せて~』上映会

現在ニューヨーク、ブルックリンに拠点をおいて活躍する新進気鋭のチベット人映画監督テンジン・ツェテン・チョクレイ氏をお招きして、ドキュメンタリー作品『ブリンギング・チベット・ホーム~故郷を引き寄せて~』を上映します。上映後には監督トークとQ&Aも実施予定。また、劇中歌を担当したチベット人アーティスト、テンジン・チョーギャル氏のミニライブも。みなさまのご来場をお待ちしています。
 
主催:キキソソチベットまつり、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所LingDy3プロジェクト



上映日時
9/13(火)18:00−20:30(17:45開場)
ブリンギング・チベット・ホーム~故郷を引き寄せて~ 
チベット人現代アーティストのテンジン・リグドルによる、20トンもの土をチベットからインドへ運ぶ一大アートプロジェクトを追い、チベット難民の抱える煩悶と望郷、そして帰郷への希望へと昇華していく過程を見事に描き出した若手チベット人監督による話題作。

2014年|アメリカ・韓国・インド|製作 Five by Nine Films|82分|英語・チベット語|日本語字幕付き
英語題:Bringing Tibet Home|チベット語題:ཕ་ས་བུ་ཐུག (父の故郷の土を踏む)
監督:テンジン・ツェテン・チョクレイ 出演:テンジン・リグドルほか 音楽:ジョエル・ダイヤモンド、テンジン・チョーギャル

プログラム
17:45 開場
18:00 テンジン・チョーギャルさんによる歌とお話
18:30 開映
20:00 テンジン・ツェテン・チョクレイ監督講演
    テンジン・チョーギャルさんによる歌
20:30 終演

会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 3階大会議室
入場無料・お申し込み不要

ストーリー
「死ぬまでに一度、故郷チベットの土を踏みたい」

叶えられることのなかった父親の遺言に突き動かされ、チベット難民2世の現代アーティスト、テンジン・リグドルは20トンもの土をチベットからインドへ運ぶ一大アートプロジェクトを決行する。

亡命者の道程さながら多くの困難を乗り越え、土はチベット難民が暮らすインド・ダラムサラに到着する。

引き寄せられた故郷の土を踏んだ時、チベット人たちの心に秘めた想いが溢れ出す…。

かつてない手法でチベットと帰郷を待ち望む人々を結び付けた前代未聞のアートプロジェクトを追った、

若手チベット人監督による秀作ドキュメンタリー。



本作品に関するお問合せ=BTHJapan bthjapan@gmail.com
東京外国語大学での上映に関するお問い合わせ=LingDy3事務局 lingdy-office@aacore.net



テンジン・ツェテン・チョクレイ監督 Tenzin Tsetan Choklay
インドでチベット難民2世として生まれる。ダラムサラのTibetans Children's Village、チャンディーガルのパンジャーブ大学を卒業。ボンベイに移り、外国のさまざまな作品に触れたことから映画作りに興味を持ち、デリーのAcademy of Film and Televisionに入学する。2005年、プサン国際映画祭に入賞。奨学金を受けKorean Academy of Film Artsで映画作りを学ぶ。2008年に卒業後、デリー、ニューヨークを拠点にテンジン・ソナム監督の元で協力プロデューサーとして経験を積む。
幼なじみで現代アーティストのテンジン・リグドルを主人公とした監督作品「Bringing Tibet Home」は2014年、フランスのFIPA(国際テレビ映像フェスティバル)で受賞。同年、ニューヨークのAAIFF アジア・アメリカ国際映画祭で'Emerging Directorを受賞した。

テンジン・チョーギャル Tenzin Choegyal
オーストラリア在住のチベット人シンガーソングライター。素朴で暖かみのある音色のチベット伝統楽器ダムニェンで紡ぐ旋律と、ヒマラヤの山々に響きわたるような歌声は、優しくも圧倒的な強さとヴァイブレーションを持ち、世界中の多くの人々の心を鷲掴みにしている。
チベットの遊牧民の家族に生まれ、1970年代はじめに家族とともに中国占領下のチベットからネパールに脱出。幼少時代をネパールのムスタンで、小学校以降はインドのダラムサラにあるチベット難民コミュニティで育つ。伝統的なチベット音楽の規範に挑戦するかのような複雑な音のタペストリーは高く評価され、オーストラリア国内のみならず、パティ・スミス、フィリップグラスといった世界的なミュージシャンとのコラボレーションでも注目を集めている。 http://www.tenzinchoegyal.com/ 




2016年6月12日日曜日

『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』公開記念<チベット映画傑作選>

本イベントは終了しました。
ご来場くださったみなさまに御礼申し上げます。

チベット巡礼ロードムービー『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』の公開を記念して、チベット映画の秀作2本を上映します。

どちらもなかなか見られないとても貴重な作品で、現代チベット映画を代表する映画監督の代表作、しかも『ラサへの歩き方』につながる「巡礼」が重要なモチーフとなっています。

ペマ・ツェテン監督の『静かなるマニ石』、そしてソンタルジャ監督の『陽に灼けた道』。ソンタルジャ監督は、ペマ・ツェテン作品の撮影監督を長らく務めていたという繋がりもあります。

両日とも上映後にはチベット映画に詳しい東京外国語大学の星泉による解説付きです。

東京フィルメックスや東京国際映画祭でも大好評を博している2人のチベット人監督の貴重な作品、チベット映画初体験の方もぜひご来場ください。

主催:ムヴィオラ、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
協力:福岡市総合図書館

上映日程:
7/7(木) 19:00開映- *上映後トーク付き終演21:20予定
静かなるマニ石 2005年|102分|英語題:The Silent Holy Stones
日本語・英語字幕付き

監督・脚本:ペマ・ツェテン 撮影:杜傑 撮影助手:ソンタルジャ 録音:李哲 挿入歌:ドゥッカル・ツェラン 出演:ロブザン・テンペル(少年僧)、チョクセ(少年僧の先生)、トゥルク・ジャホンツァン(化身ラマ)




最新作『タルロ』が2015年東京フィルメックスでグランプリと学生審査員賞をダブル受賞したペマ・ツェテンの記念すべき長編第一作。チベットの山村の素朴な暮らしと主人公の少年僧をめぐる人々を描きながら、チベット人が日々何を大切にして生きているのか、新しい時代の到来の中で伝統とどう向き合っているのかが丁寧に描かれる。名匠アッバス・キアロスタミ監督が「私はこの映画に心から感動を覚えた」と絶賛した。“マニ石”とはお経や真言が刻まれた石のこと。

7/14(木) 19:00開映- *上映後トーク付き終演21:20予定
陽に灼けた道 2011年|89分|英語題:The Sun Beaten Path
日本語字幕付き
監督・脚本・製作:ソンタルジャ 撮影:王猛 芸術指導:ペマ・ツェテン
出演:イシェ・ルンドゥプ (ニマ)、ロチ (老人)、カルザン・リンチェン (兄)


昨年の東京国際映画祭で上映された『河』が話題となったソンタルジャの監督デビュー作。自分が運転していたトラクターで過って母親をはねてしまい、母の死に対して強い自責の念にとらわれたニマは、ラサまで五体投地の巡礼の旅に出る。しかし、巡礼でも心は癒されず、その帰り道でひとりの老人と出会う。バンクーバー国際映画祭でアジア部門の新人監督作品に贈られる「ドラゴン&タイガー賞」を受賞するなど国際的に高く評価された。

会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
新宿区市谷船河原町15
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/about/contact/

本上映会のお問合せ=ムヴィオラ 03-5366-1545 info[at]moviola.jp



前売券入手方法
7/7(木)19:00『静かなるマニ石』監督:ペマ・ツェテン 
7/14(木)19:00『陽に灼けた道』監督:ソンタルジャ
会場:アンスティチュ・フランセ東京
入場料:前売&電話・メール予約 1,300円(当日1,600円の処)

前売券のお求めは⇒シアター・イメージフォーラム(渋谷)、チベットレストラン&カフェ タシデレ(曙橋)
電話予約は⇒ムヴィオラ 03-5366-1545
メール予約は⇒info-lingdy[at]aacore.net (東京外国語大学チベット映画上映会受付)
(1) お名前 (2) 来場日と枚数 (3)緊急時のご連絡先(携帯番号など)を明記し、上記アドレスにご連絡ください。折り返し受付番号をお知らせします。なお、メールの件名は「チベット映画申込」としてください。満席になり次第、受付終了いたします。
※メールアドレスの[at]は@に変えて送信してください。

2016年2月27日土曜日

『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』申込受付スタート!

チベットの「いま」を伝える雑誌『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』(セルニャ) は,おかげさまで3号まで刊行することができました。これまではイベント会場での配布を中心にしてきましたが,今後はより多くの方にお届けできるよう,ご希望の方からのお申し込みを受け付けることにしました。

<お申し込み方法>
送付先住所,氏名,ご希望の号数(例: SERNYA◯号希望)
を明記し,リンディ事務局(info-lingdy[atmark]aacore.net)宛にメールにてご連絡ください。メールの件名は「SERNYA送付希望」としてください。

数に限りがありますので,1号につきお1人様1冊とさせていただきます。
なお冊子は無料でお渡しいたしますが,送料は切手にてご本人さま負担とさせていただきます。

ご希望のメールをいただきまして,改めて詳細をご連絡させていただきます(土日祝日はお休みです)。

休業期間中はご不便をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

送料につきましては,下記をご参考ください。
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 送料 1冊の場合   300円
    2冊以上の場合 350円
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皆様からのお申し込みをお待ちしております。

SERNYA をお読みになった方はぜひアンケートにご協力ください。

図書館等への送付希望についても,メールでご相談ください。

2016年2月3日水曜日

シンポジウムご来場御礼とSERNYAの配布について

1月30-31日と2日間にわたって開催した国際シンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」にはたくさんの方にお越しいただき,まことにありがとうございました。

チベット人ゲストのジャンブ氏,ジャバ氏,ラシャムジャ氏は無事帰国されました。チベット人と日本人とで協力して,こうしたシンポジウムが開催できたことをたいへん喜んでおられました。チベット文学と映画に関するシンポジウムが日本で開催されたのは今回が初めてのことでしたが,翻訳を何冊か出し,雑誌SERNYAも3巻目を刊行することができたところでの開催は,なかなかタイミングが良かったのではないかと自負しております。

まだまだはじまりに過ぎませんので,これからもチベットの文学や映画を通じてチベットのいまを伝えていければと思います。応援よろしくお願いいたします。

さて,シンポジウムの際に配布してご好評いただいた雑誌SERNYAですが,ご希望の方にはお送りできる体制を整える予定です。2月下旬にあらためて告知いたしますので,このウェブサイトをチェックしていただければと思います。

今後もチベットの文学と映画にご注目ください!

2016年2月2日
チベット文学研究会一同

2016年1月11日月曜日

シンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」

1月最後の週末、チベットの著名な文学者として、小説家であるジャバ氏、ラシャムジャ氏、詩人・小説家・映画監督であるジャンブ氏(映画監督としてはドルジェ・ツェリン氏)をゲストに招き、シンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」を実施します。土曜日は小説、日曜日は詩と映画について語らいます。日曜日はドルジェ・ツェリン氏による映画『冬虫夏草』の上映もあります。

一般向けのイベントですので、どうぞお気軽に、お誘い合わせのうえお越しください。

◎日時
 2016年1月30日 (土) 13:00-18:30 (12:30開場)
 2016年1月31日 (日) 13:00-17:00 (12:30開場)

◎場所
 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階 304号室
 交通案内:http://www.tufs.ac.jp/access/tama.html
  • 申し込み不要、参加無料です。
  • 使用言語はチベット語・日本語(日本語通訳つき)。
  • 映画『冬虫夏草』は英語字幕による上映です。
◎主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「言語の動態と多様性プロジェクト」(LingDy2)   担当 星 (hoshi[at]aa.tufs.ac.jp)
 協力:チベット文学研究会

SERNYA vol. 3 まもなく刊行

『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA (セルニャ)』vol. 3がまもなく刊行になります。2016年1月30-31日のシンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」にお越しいただいた方に配布予定です。これまでよりも更に盛りだくさんの内容です。お楽しみに!

SERNYA vol. 3 もくじ

巻頭特集 牧畜民の暮らしと文化   
 アムド牧畜民の「変化」と「継続」-- 山口哲由
 チベット人はヤクをどのように認識しているのか?

   -- 海老原志穂
 家畜の毛にささえられた牧畜民の暮らし
-- 海老原志穂
 牧畜民の「家」―テント 
-- 海老原志穂
 糞利用の達人  
-- 星泉
 火を囲む暮らし―かまどからストーブへ 
-- 星泉
 牧畜民の乳文化  
-- 平田昌弘
 〔コラム〕乳のある食事  
-- 平田昌弘
 チベットの牧畜民と肉の関わり 
-- 小川龍之介
 焚き上げと信仰 
-- 津曲真一
 チベットの放生―ツェタル 
-- 津曲真一
 持てる者と持たざる者の相克―冬虫夏草バブルが現代牧畜社会にもたらしたもの -- 別所裕介