2019年3月18日月曜日

SERNYA 6号の申込受付を開始しました

チベットの「いま」を伝える雑誌『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』(セルニャ)  の6号が刊行されました(目次はこちら)。個人の方からの送付申し込みの受付を開始しましたので,下記をご確認のうえ,メールをお送りください。バックナンバーの配布も継続しております。創刊号の配布も再開しました。

2019年2月25日月曜日

国際シンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」(再追記あり)


【御礼】おかげさまで90名以上の方々にお集まりいただき、盛会のうちに終えることができました。ご参加くださったみなさま、告知にご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました。報告の一部はSERNYA次号に掲載予定です。ご期待ください。(2019年3月20日)

来る3月15日(金)〜17日(日)の3日間、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)にて、国際シンポジウム「チベット文学と映画制作の現在」を開催します。チベットにおける文学と映画の現状について語り合う一般公開のシンポジウムですので、お誘い合わせの上、どうぞお気軽にお越しください。なお、ご参加くださった方にはもれなくSERNYA最新号(第6号)をプレゼントいたします。

【お詫び】3月16日に登壇予定だったラシャムジャ(拉先加)さんは都合により不参加となりました。楽しみにしてくださっていた皆さまには大変申し訳ございません。現在のところ開始時間は変更せず、プログラムを前倒しして実施する予定です。さらなる変更がある可能性もありますので、ご参加される前に本ページをご確認いただければ幸いです。(2019年3月9日)

日時:2019年3月15日〜17日

(15日は17:00から、16・17日は10:50から)
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階大会議室

使用言語:日本語・チベット語(日本語通訳あり)
主催:多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築(LingDy3)
参加費:無料 
要申込お申込みページ(LingDy3サイトに移動します) 

(準備の都合上、できるだけ事前にお申し込みください。)


2019年2月7日木曜日

SERNYA vol. 6

みなさま、ご無沙汰しておりますがお元気ですか?
現在、『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』編集部では、vol. 6を刊行準備中です。今号の巻頭特集は現世に生きるわれわれのすぐ隣にある異界を垣間見てみようという企画、題して「異界からの呼び声」です。チベットの人びとの豊かな想像力の翼に乗ってあちらの世界に出かけてみませんか? 異界特集のために駆けつけてくれた強力なゲストのみなさんの力作をお楽しみに。

文芸翻訳コーナーではペマ・ツェテンの「赤いネッカチーフ」とラシャムジャの「路上の陽光」を掲載。詩のコーナーは今回は巻頭を飾り、チベットのアニメーション作家、白斌氏の映像世界とのコラボレーションとなっています。この他、本格的なペマ・ツェテン映画評など、映画の記事も盛りだくさん。ご期待下さい!

2018年4月12日木曜日

『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』お申し込みについて

チベットの「いま」を伝える雑誌『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』(セルニャ)  の個人の方からの送付申し込みを受付中です。下記をご確認のうえ,メールをお送りください。バックナンバーの配布も継続しております。

2018年2月16日金曜日

SERNYA vol. 5


『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA (セルニャ)』vol. 5が刊行されました。今号の巻頭特集は『闘うチベット文学 黒狐の谷』刊行一周年を記念して「ツェラン・トンドゥプを読み解く」。表紙には肩に黒狐を乗せた作家本人にご登場いただきました。

文芸翻訳コーナーには、ツェラン・トンドゥプの1990年代の小説や、ラシャムジャ、そして新人ツェワン・ナムジャのチベット語小説の翻訳を掲載。毎度おなじみペマ・ツェテンの漢語小説の翻訳も。ジュ・カザンによる詩は、野生ヤクに寄せるチベット人の熱い思いを謳い上げた作品。蔵西さんによる渾身のイラストとともにお楽しみください。

この他、小特集として「牧畜民の社会進出」。新しい時代の牧畜民のユニークな生き方に注目します。
 
送付のお申込受付を開始しました。

◎もくじ (☆印はチベット語原文部分あり。今回はゾンカ語も)
巻頭特集:ツェラン・トンドゥプを読む
翻訳者座談会 --海老原志穂×大川謙作×星泉×三浦順子 
日本の読者へ --ツェラン・トンドゥプ/星泉訳

文学と人類学の親縁性:ツェラン・トンドゥプ作品集の日本語訳出版に寄せて --シンジルト
「闘うチベット文学」の著者ツェラン・トンドゥプの祖先たちの闘いの歴史 --岩田啓介
『黒狐の谷』の楽しみ方:作家のフィルターを通したオムニバス映画の味わい --西田愛
「地獄堕ち」:アムドの現代史とロブザン・ジャンツォの人生 --小松原ゆり
「美僧」:予言と未来への可能性 --小松原ゆり

チベット文学の現在
〔小説〕

お待ちしてます --ツェワン・ナムジャ/星泉訳
轢き殺された羊 --ペマ・ツェテン/大川謙作訳 
西の空のひとつ星 --ラシャムジャ/星泉訳
小便と名誉 --ツェラン・トンドゥプ/三浦順子訳
鬼 --ツェラン・トンドゥプ/三浦順子訳

〔詩〕
☆野生ヤク --ジュ・カザン/海老原志穂訳/蔵西画

☆ブータンのことわざ --海老原志穂

私の前世は犬だったかもしれない:
  ペマ・ツェテンによるタクブンジャへのインタビュー --大川謙作訳

チベット文学に触れる:小さな巡礼の記録 --大東和重
チベット男は胸を叩く --三浦順子
チベットの青いカッコウ:歌手ドベ --ダツァン・ホワンカルジャ/海老原志穂訳

 
映画『草原の河』日本公開記念
映画『草原の河』の宗教世界 --村上大輔
『陽に灼けた道』妄想映画評 --三浦順子
ソンタルジャ監督来日同行記 --海老原志穂

小特集:牧畜民の社会進出

牧畜×ベンチャー×イノベーション:現代チベットにおける牧畜の衰退と新たな挑戦 --別所裕介
木製電動攪乳機の開発:元牧畜民のローカルイノベーション --星泉
持続可能なチベットコミュニティを目指して:若きチベット人活動家の挑戦 --海老原志穂

 
現代チベット事情

アムドの歌垣「ライ --中原美和
ライ --歌・解説・翻訳 中原美和、ナムタルジャ
ラサ近郊の歌合戦「ツィッギャー」 --星実千代

アムドのベジタリアン事情 --小野田俊蔵
アムドのゴリ --小野田俊蔵/写真 ホァンクル・ツェラン
チベット人のSNS事情 --井内真帆

研究の現地還元
 

チベット牧畜語彙の収集と辞典編纂:現地の人びととともにつくる --星泉
ラダック・ドムカル村ガイドブックの執筆と出版:現地調査は誰のため? --山口哲由


新刊紹介
交叉点からの風景:『チベット 聖地の路地裏—八年のラサ滞在記—』 --海老原志穂
私のチベット語旅:『ニューエクスプレス チベット語』刊行によせて --浅井万友美

2017年5月22日月曜日

作家インタビュー タクブンジャ × ペマ・ツェテン

『ハバ犬を育てる話』(東京外国語大学出版界、2015年)の著者タクブンジャと、映画監督であり小説家として著名なペマ・ツェテンは親しい友人同士です。ペマ・ツェテンはタクブンジャのファンでもあり、多くの作品を漢語に翻訳する、漢語読者への紹介者でもあります。
2016年に『青海湖』という漢語の文芸誌にペマ・ツェテンによるタクブンジャへのインタビュー記事が掲載され、それがたいへん興味深い記事でしたので、チベット文学研究会の大川謙作氏による翻訳でお届けします。



私の前世は犬だったかもしれない

タクブンジャ(教師、小説家)
聞き手・構成 ペマ・ツェテン(映画監督、小説家)
日本語訳 大川謙作
タクブンジャ(撮影:海老原志穂)

犬シリーズについて

ペマ・ツェテン(以下PT):昨年(2015年)はあなたにとっては豊作の一年でしたね。日本語版の中短編作品集『ハバ犬を育てる話』が日本で出版されたし、青海民族出版社からは2冊目の短編集『キャプロの長い髪』が、四川民族出版社からは2冊目の中編集『老人と牛』が出版されました。本当に嬉しく思っています。おめでとう!

タクブンジャ(以下TG):ありがとう。ありがとう。

PT:確か、昨年は犬をテーマにした小説も何本か書いていましたよね?

TG:そう、五本ほど書きました。それを青海省内外の文芸誌に発表することができたことも昨年の大きな収穫だと思っていて、そのことには自分でも割と満足しています。

ペマ・ツェテン(撮影:星泉)
PT:それでは、そちらの業績にもおめでとう、と言っておきましょう。さて、ぼくの見るところ、あなたは今現在のチベット母語作家たちの中で、もっとも創作意欲が旺盛で、かつ途切れなく作品を発表している作家だと思います。長編、中編、短編なんでもござれで、しかも作品数も多い。ぼくはあなたの小説は基本的にはすべて読んでいて、たくさんの小説を漢語に翻訳したこともありますが、中でも「犬シリーズ」は、ぼくにとっても印象的で、読者たちの反応も大きいものでした。今回のインタビューでは「犬シリーズ」をテーマにしたいと思っています。まずは、どうして犬をテーマにした小説を書くのが好きなのか、そしてどうしてそんなに犬のことを巧みに書くことができるかについて、話してくれませんか?

2017年5月13日土曜日

チベット文学ナイト 黒狐の夜

6月2日 (金) に、神保町のカフェ、サロンド冨山房Folioにて、久々のチベット文学ナイトをやります。


2013年にペマ・ツェテン監督来日時に荻窪の6次元で実施して以来ですので、実に3年半ぶり。今回はチベット現代文学を代表するツェラン・トンドゥプの傑作小説集『闘うチベット文学 黒狐の谷』の刊行を記念して、チベット文学研究会のメンバーが文学について、そして映画についても語ります。ツェラン・トンドゥプの声の出演もあるかも!?

チベット文学なんて読んだことない、知らなかったという方にも魅力を感じていただけるイベントにしたいと思います。ぜひお越しください!

イベント詳細、お申込みはこちらから

担当編集者・堀郁夫さんによる2013年のチベット文学ナイト潜入記もどうぞ