2013年10月3日木曜日

ペマ・ツェテン映画祭(2013年12月7〜11日)

処女作「草原」撮影中の監督
今、若い世代の活躍により熱気を帯びているチベットの文学界と映画界。その両方を牽引する存在であるペマ・ツェテン監督が、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の招きで、この12月に来日します。

2011年の第12回東京フィルメックスのコンペティションで作品「オールド・ドッグ」が最優秀作品賞を受賞して以来の来日となります。


今回は、監督の小説集『チベット文学の現在 ティメー・クンデンを探して』を本邦初訳で刊行するのと時期をあわせて、ペマ・ツェテン監督の映画作品を一挙上映する映画祭を実施します。

期間は12月7日(土)から8日(日)まで。東京・渋谷の映画美学校地下試写室です。監督によるトーク・イベントも予定しています。入場は無料、席数に限りがあるので予約制です。申し込みページはこちらです(10月15日頃から予約スタート)。他に、12月9日(月)〜11日(水)、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所での上映予定もありますので、お時間のある方は府中の外語大キャンパスへも足をお運びください(決まり次第告知します)。

東京フィルメックスの授賞式にて
ペマ・ツェテン監督は、 市井のチベットの人々の「今」をごく自然な表現で写し取る名手です。その細やかな映画作りを通じて、観客は、変わりゆく時代の中でチベットの人々が何を大切にして暮らしているのか、何に悩んで生きているのかを目の当たりにすることになります。また、チベットの人々のユーモアあふれる会話や豊かな表情、仏教や民間信仰の儀礼、迫力のある雄大な自然、そして急速な変化のただ中にあるチベットの田舎町の様子なども見所です。ぜひお誘い合わせのうえ、お越し下さい。

このブログではペマ・ツェテン監督の小説集や映画のことなどを順次ご紹介していきますのでお楽しみに。

東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
星 泉

  
※本映画祭の実施および監督の招聘、小説集の刊行は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で実施している大型プロジェクト言語の動態と多様性に関する国際研究ネットワークの新展開(LingDy2)のもとで企画されたものです。
 

2 件のコメント:

  1. དེ་ཤིན་ཏུ་ནས་ཡག་པོ་འདུག ཁོང་གི་བྱ་བ་ལམ་འགྲོ་ཡོང་བའི་སྨོན་ལམ་འདེབས།

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    1. རྒྱ་མཚོ་ལགས་བཀའ་དྲིན་ཆེ། སེམས་ཤུགས་སྐྱེས་བྱུང་།

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